ゆこゆこホールディングスはこのほど、顧客一人一人に最適な宿泊施設を案内したはがきを送付するダイレクトマーケティング施策が今年5月の開始から5カ月たち、顧客からのレスポンス率が従来の同社紙媒体の予約から2.3倍増加したと発表した。主な顧客であるシニア層にはがきを送付し、ウェブ予約を促した成果を評価している。
同社は、紙媒体になじんでいるシニア層にウェブ利用を促す目的から、宿泊施設を案内したはがきを送付するダイレクトマーケティングを開始。はがきには同社が運営する「ゆこゆこネット」のURLとQRコード、ネット予約限定で使用可能なクーポンを掲載している。
はがきの印刷には、大日本印刷が提供する「パーソナライズド・プリントサービス」を使用。これにより、顧客データに基づいた、ニーズに合う印刷物を自動作成することが可能となった。
ダイレクトマーケティング施策の一番のポイントについて、同社は「お客さまがゆこゆこネットで見た宿が印刷されていること」だと話す。施策を約5カ月間実施し、レスポンス率は平均3.9%に。同社ロイヤル会員向け情報誌のレスポンス率1.7%に比べ、2.3倍の効果を得ている。
「今後はマーケティングオートメーションなど外部ツールとも連携し、さまざまな内容、手法で展開していく」と同社。
はがきの一例